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上記トレードマークの背景地図は、1991年当時の特許登録件数を陸地の大きさと形状に擬態化して、地図状に表現したものです。

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「ポパイ」事件(権利濫用の抗弁に関する判例)

【判示事項】
漫画の著作権者の許諾に基づいて主人公の名称を商品に付して販売している者に対して、原著作物の著作権成立後に登録された登録商標の商標権の侵害を主張することは権利の濫用に当たるとされた事例。

【判決要旨】
 本件商標登録出願当時既に、連載漫画の主人公「ポパイ」は、一貫した性格を持つ架空の人物像として、広く大衆の人気を得て世界に知られており、「ポパイ」の人物像は、日本国内を含む全世界に定着していたものということができる。そして、漫画の主人公「ポパイ」が想像上の人物であって、「POPEYE」ないし「ポパイ」なる語は、当該主人公以外の何ものをも意味しない点を併せ考えると、「ポパイ」の名称は、漫画に描かれた主人公として想起される人物像と不可分一体のものとして世人に親しまれてきたというべきである。
 したがって、上告人の標章「POPEYE」の文字からは「ポパイ」の人物像を直ちに連想するというのが、現在においてはもちろん、本件商標登録出願当時においても一般の理解であったのであり、本件商標も、「ポパイ」の漫画の主人公の人物像の観念、称呼を生じさせる以外の何ものでもないといわなければならない。
 以上によれば、本件商標は上記人物像の著名性を無償で利用しているものに外ならないというべきであり、客観的に公正な競業秩序を維持することが商標法の法目的の1つとなっていることに照らすと、被上告人が、「ポパイ」の漫画の著作権者の許諾を得て標章を付した商品を販売しているものに対して本件商標権の侵害を主張するのは、客観的に構成な競業秩序を乱すものとして、正に権利の濫用というほかない。

【判決日】平成2年7月20日
【裁判所】最高裁判所第二小法廷
【事件番号】昭和60年(オ)第1576号
【判決要約担当者】弁理士 八谷 晃典
【判決全文URL】
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0010?action_id=first&hanreiSrchKbn=01

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