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USPTOが最終応答後の更なる再考時間を確保するパイロットプログラム開始

特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
2012年04月09日
(文責:新 井)

1. はじめに

2012年4月2日に、USPTOは、審査官と利害関係者(出願人等)の間における協力を促進すると共にプロセキューションをコンパクトにするための継続的努力の一環として、Final OAに対する応答後の審査官による更なる再考時間を確保するパイロットプログラムAfter Final Consideration Pilot (AFCP))を開始することを公表しました。*1


USPTOは、本パイロットプログラムの開始によって、(i) Final OA後にNotice of Allowanceの発行件数が増加するかどうか、及び、(ii) RCE(Requests for Continued Examination)の請求数が減少するかどうかを判断することを意図しています。


なお、本パイロットプログラムの試行期間は、2012年度の第3四半期に設定されています(2012年6月15日まで)。



2. 本パイロットプログラムの概要

USPTO長官は、「コンパクトなプロセキューションがUSPTOの最上位目標の一つであり、本パイロットプログラムは、Final OA後に出願人と審査官とが共同して出願を許可可能状態に持って行くために、更なるフレキシビリティを認めるものである。」とコメントしています。


本パイロットプログラムは、Final OAに対する応答後に、限られた非生産時間を再考に使用することを審査官に認めるものであり、USPTOは、本パイロットプログラムの実施によって、Final OA後にNotice of Allowanceの発行件数が増加するかどうか、及び、RCEの請求数が減少するかどうかを判断しようとしています。


特許出願や再発行特許出願の場合(plant applicationsも含む)に認められる再考時間はいずれも3時間であり、意匠出願(design applications)の場合に認められる再考時間は1時間です。これらの再考時間を利用して、審査官は、限られた時間内で、Final OA後の出願人の応答内容を十分に検討し、必要ならばサーチを行い、本願クレーム発明が特許可能状態にあるかどうかについて専門的な判断をします*2 。


審査官は、出願人との間で個人面談を行った場合、特許出願の場合にはパイロットプログラムに2時間使用したと申告すると共に1時間を個人面談に使用したと申告します。


USPTOは、本パイロットプログラムに係るガイドライン(Guidelines for Consideration of Responses After Final Rejection under 37 CFR 1.116(b) under the After Final Consideration Pilot)も併せて公表しています。*3


上記ガイドラインによれば、以下の場合に応答書は受理されます


  • The amendment places the application in condition for allowance by incorporating limitations from objected-to claims into independent claims, if the new claim can be determined to be allowable with only a limited amount of further consideration or search.
  • The amendment can be determined to place the application in condition for allowance with only a limited amount of further search or consideration, even if new claims are added without cancelling a corresponding number of finally rejected claims.
  • The amendment can be determined to place the application in condition for allowance by adding new limitation(s) which require only a limited amount of further consideration or search.
  • The response comprises a perfected 37 CFR 1.131 or 37 CFR 1.132 affidavit or declaration (i.e. a new declaration which corrects formal defects noted in a prior affidavit or declaration) which can be determined to place the application in condition for allowance with only a limited amount of further search or consideration.


以 上



*1 Link: http://www.uspto.gov/news/pr/2012/12-23.jsp
*2 Link: http://www.uspto.gov/patents/init_events/afcp.jsp
*3 Link: http://www.uspto.gov/patents/init_events/afcp_guidelines.pdf
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