知財情報

EUIPO、出願前の商標をスクリーニングするAI搭載ツール「Early TM Screening」を発表

欧州連合知的財産庁(EUIPO)は、出願予定の商標を事前に評価する、AI搭載ツール「Early TM Screening」を発表しました。

このツールは、これまでEUIPOの電子出願フォーム内で提供されていた事前評価チェックを、一つのプラットフォームに統合したものです。

このツールに商標の詳細ならびに商品および役務の区分を入力すると、以下の潜在的な問題を分析します。

  • 既存のEU商標、ドメイン名、企業名称など、先行権との潜在的な抵触
  • 商標の登録適格性に関する潜在的問題(絶対的拒絶理由に基づくもの)
    ※「絶対的拒絶理由」には、識別力欠如(記述的性質を含む)、欺瞞性、道徳性または公序に関する懸念、ならびに、植物品種、地理的表示(GI)、伝統的特産品保証(TSG)およびワインの伝統的用語(TTW)などの他の知的財産権との衝突が含まれます。

ただし、このツールの結果は情報提供を目的としたものであり、商標登録の適格性を保証するものではありません。

このツールの利用方法などの詳細につきましては、以下のぺージをご参照ください。

https://www.euipo.europa.eu/en/help-centre/searches/early-tm-screening

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