コラム

模倣品対策の実情について

模倣品対策の実情について多くの模倣品が世界中で取引されており、日本企業も大きな被害を受けています。また、2021年以降もEコマース等における模倣品の拡大が指摘されているところ、さらに被害は深刻化するものと考えます。しかし、模倣品に関し、相当数の企業が「被害状況」や「被害額」を把握されていないよう

パッケージデザインの保護〜意匠権の活⽤〜

特徴的なパッケージは商品名と共にブランド⼒を発揮します。しかしパッケージの保護が⼗分検討されておらず、模倣品発⾒時に権利⾏使ができなかったというケースも多々存在します。本記事では、パッケージデザインの権利化の有⽤性について紹介します。商品包装の侵害事件の例(不競法)マスカラ化粧品容器事件

GUI・アイコン意匠登録の重要性

はじめに令和元年の意匠法改正によってGUI・アイコン等の画像のみの意匠が意匠法で保護されるようになりました。その後、GUI・アイコン等を含む画像意匠(日本意匠分類N3_画像デザイン)の出願件数は急速に増加し、年間の出願件数に占める分類別の割合は、「包装紙、包装用容器等(F4)」に次ぐ2位となり注

2024年7月号【法務】ニュースレター

7月号【法務】ニュースレター知的財産戦略本部、「知的財産推進計画2024」及び「新たなクールジャパン戦略」を決定2024年6月4日、首相官邸において知的財産戦略本部(本部長=岸田文雄・内閣総理大臣)が開催され、「知的財産推進計画2024」及び「新たなクールジャパン戦略」が決定された。

2024年7月号【総合】ニュースレター

7月号【総合】ニュースレタースタートアップ支援の成果をまとめた「IPAS2023事例集」スタートアップとは、新しい技術やアイデアでビジネスを進めようとする企業を指す。特許庁は、2018年度からIP Acceleration program for Startups(IPAS)を実施し、2

ゲームソフト業界の皆様へ

はじめに近年、ゲームは著しい進化を遂げております。インベーダーゲームの頃は喫茶店でお金を入れて楽しむ人が多く、ファミリーコンピュータに代表される家庭用ゲーム機の販売以降、家庭でゲームを楽しむ子供や大人が増えました。その後、様々なゲーム機が登場し、プレイステーション・Wii

美容業界の皆様へ

はじめに美容は、化粧品をはじめマッサージ・サプリメントなどにより、「より美しく、より健康にありたい」という希望を実現し、私たちの生活をより良いものとしてくれる非常に大切なものです。こうした美容におきましては、消費者からのイメージや信頼、すなわちブランドというものが非常に大

アパレル業界の皆様へ

はじめにアパレル業界の皆様は商標というものを身近に感じやすいものと存じます。特許庁が発表している商標出願件数の統計によれば、2003年から2012年までの10年間で、実に約98,000件もの商標が被服の区分(第25類)で出願されております。これは、商品分野では第1位の第9

自動車業界の皆様へ

はじめに現在、自動車業界は劇的な変革の時期を迎えつつあります。世界規模で急速に進む環境規制の強化により、二酸化炭素排出のないEV(電気自動車)またはFCV(燃料電池車)がこれからの自動車の世界的標準となる時代がすぐそこまで来ています。このガソリンエンジンを旧時

意匠権侵害が争われた具体的事例を解説

意匠権侵害が争われた具体的事例意匠権は、特許権や商標権などの他の知的財産同様に、自己の意匠について独占的に実施することが出来る強力な権利です。他の企業が、あなたの登録意匠を不法に実施している場合、意匠権を行使して、差止めや損害賠償の請求が可能です。逆にいうと、他社の登録意匠を無断

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