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判決紹介・国内意匠:「ちゅら瓦事件」~需要者の認定と新規性喪失の例外適用に関する判決~

-令和5年(行ケ)第10008号 審決取消請求事件(2023年6月12日)-【原告】大成建設㈱,㈱隈研吾建築都市設計事務所 【被告:本件意匠の権利者】小林瓦工業㈱,碧南窯業㈱,㈱神仲判決要旨概要無効審判(無効2021-880006)にて登録が維持された本件意匠(意匠登録第1663

標準文字制度について

標準文字制度とは文字のみにより構成される商標のうち、特許庁長官があらかじめ定めた文字書体(標準文字)によるものをその商標の表示態様として公表し、登録する制度のこと。次の要件に該当しない場合、出願人の意思表示に基づき、商標登録を受けようとする商標を願書に記載するだけで出願が可能です(商標法第 5

2024年 2月号【法務】ニュースレター

2月号【法務】ニュースレター中国意匠:専利法実施細則・審査指南の改正2024年1月20日に施行中国において、2021年6⽉1⽇に専利法第4回改正が施⾏されて以降、専利法実施細則及び専利審査指南の改正作業に時間がかかっていたが、ついに2024年1月20日に改正法が施行されることになった

2024年 2月号【総合】ニュースレター

2月号【総合】ニュースレター日本-タイ間及び日本-インドネシア間の特許審査ハイウェイ試行プログラムの期間延長2023年12月31日に終了予定であった、日本-タイ間の特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムおよび日本-インドネシア間のPPH試行プログラムの実施期間が両者とも延長された。具体

普通名称化について

はじめに商品・役務の普通名称化とは、当初商品・役務名として命名されたものが、広く使用された結果、自他商品の識別標識とは認識されなくなり、一般的な名称として使用されるようになったことをいう。この普通名称化が査定前に生ずると、商標登録を受けることができず(商標法3条1項1号)、権利化後に生ずると

過去に配信したニュースレターの一覧

ニュースレターの配信をご希望される場合は、ご希望される配信先のEメールアドレスを記載の上、Eメールにて当所までご連絡下さい。翌月号分から配信させていただきます。2024年JANUARY 2024<【総合】ニュースレター>1. グローバル知財戦略フォーラムの開催

アディダス vs. トム・ブラウン -商標権侵害と商標の希釈化-

アディダス vs. トム・ブラウン-商標権侵害と商標の希釈化-訴訟2021年7月、スポーツウェアブランドのアディダスが、高級アパレルブランドのトム・ブラウンの4本ストライプとグログラン(同幅の赤白青3本線と両側に極細の白線、トム・ブラウンは5本ストライプと主張)がアディダスの登録商標の3

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~※2023年10月24日時点における情報(特に、7月11日付の第31 回商標審査基準ワーキンググループにおける意見)をもとにしています。実際に開始される運用は異なるものになる可能性がある点、ご留意ください。現行制度の概要商

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介-令和3年(ワ)第10991号 損害賠償請求事件(2023年9月29日)-(原告:商標権者)株式会社Fathom /(被告)株式会社ストライプインターナショナル判決要旨概要被告が販売したTシャツに付されている被告標章(イラスト)について、

2024年 1月号【法務】ニュースレター

1月号【法務】ニュースレター令和6年1月1日に施行新規性喪失の例外適用手続の緩和 当所ニュースレターでお伝えしてきた「意匠の新規性喪失の例外適用手続の緩和」についての改正が、令和6年1月1日に施行されることになった。この日以後の出願については、意匠登録を受ける権利を有する者(権利

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