EPO(欧州特許庁)が2023年6月1日に欧州統一特許制度を導入してから2年半を迎え、欧州統一特許は累計75,000件以上となりました。
欧州統一特許制度の利用により、出願人は自動的にEU加盟国のうち18か国において特許保護を得ることができ、各国で個別に特許を取得した場合と比較して、平均12年間の特許存続期間を通じて約26,000ユーロの年金費用を節約することができます。
コストの削減と手続きの簡素化を両立した欧州統一特許は、欧州の中小企業、大学、公共研究機関の間で急速に人気を高めており、制度の対象を全てのEU加盟国(27か国)に拡大することも検討されています。


