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ある企業担当者の悩み
ある企業では、デザイナーの努力によりデザインに特徴のある製品を開発し、意匠権も獲得しました。
そんな中、ある日、顧客から次のような連絡が入ります。
「御社の製品とそっくりなデザインの製品が、オンラインショッピングサイトで販売されています。」
驚いた担当者が確認すると、確かに自社製品と酷似したデザインの製品が販売されていました。
このように、模倣品と思われる製品を発見した際には、いくつもの悩みを抱えることとなります。当所では以下のようなお悩みに沿った適切なサービスをご提供しております。
- 模倣品の販売、模倣品の輸入を検知したい
- 模倣品を排除し正規品の販売を確保したい
- 模倣品をサイト上から削除・販売差止めしたい
- 模倣品の輸入を差止めしたい
- 対応の具体的な手順や進め方が分からない
広がる模倣品リスクと必要な対策
近年、グローバル化が進み、人やモノ、情報が国境を越えて活発に移動するようになりました。それに伴い、ECサイト(オンラインショッピングサイト)上で模倣品(コピー製品)が販売されるケースも急増しています。
意匠(デザイン)は、企業の重要な知的財産です。しかし、模倣品の拡散は次のような深刻な問題を引き起こします。
- 正規品の販売機会を失う
- 正規品の信用・認知度が低下する
- 消費者に誤解や不信感を与える
模倣被害の現状
令和6年度(2024年)の調査によると、模倣被害を受けた知的財産のうち、意匠(デザイン)関連の被害は236件と報告されています。
そのうち約半数がインターネット上での被害です。
種類 | 総件数 | インターネット上で模倣被害を受けた知的財産 | インターネット上以外で模倣被害を受けた知的財産 |
商標 | 675 | 382 | 293 |
意匠 | 236 | 113 | 123 |
特許発明・実用新案 | 220 | 79 | 141 |
著作物 | 218 | 148 | 70 |
営業秘密・ノウハウ | 20 | 8 | 12 |
その他 | 57 | 31 | 26 |
模倣被害を受けなかった | 220 | 112 | 108 |
出典:令和6年度(2024年)知的財産活動調査 結果の概要(P29 図36より抜粋)
さらに、財務省税関の発表によると、令和6年には知的財産侵害物品の水際差止件数が過去最多(33,019件)を記録しました。
・輸入差止め件数:33,019件(前年比 +4.3%) ・差止め対象物品数:1,297,113点(前年比 +22.8%) |
出典:財務省税関 「令和6年の税関における知的財産侵害物品の差止状況」(令和7年3月7日付)
これらのデータからもわかるとおり、意匠侵害(デザインの模倣)に関するリスクは年々拡大しています。
「オンライン知財パトロール」で意匠権を守る
こうした模倣被害の拡大を受け、HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK では、意匠権をはじめとする知的財産を保護するための専門サービス、「オンライン知財パトロール」を提供しています。
このサービスは、オンライン上での模倣品販売を早期に発見し、適切な通告・対応を行うことで、意匠権の侵害からお客様の権利を守ることを目的としています。
サービス内容
- 模倣品の通告・通報補助
- 侵害サイトへの削除要請や掲載対応
- 世界各国のEC市場での模倣品増殖状況調査
- 国内ECでの販売モニタリング
- 他者による冒認出願(先取り出願)対策
- 日本税関での知的財産侵害物品差止対応
オンライン上での模倣品チェックから、税関での水際対策サポートまで、トータルでの知財保護を実現します。
意匠権侵害の可能性にお悩みの方、または模倣品対策を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
当所では、初回30分間の無料相談を実施しております。
弁理士が、状況を丁寧にヒアリングし、最適な解決策をご提案いたします。