意匠模倣品対策

ある企業担当者の悩み

ある企業では、デザイナーの努力によりデザインに特徴のある製品を開発し、意匠権も獲得しました。

そんな中、ある日、顧客から次のような連絡が入ります。 

https://www.harakenzo.com/jpn/wp-content/themes/solaris_tcd088/img/common/no_avatar.png

「御社の製品とそっくりなデザインの製品が、オンラインショッピングサイトで販売されています。」

驚いた担当者が確認すると、確かに自社製品と酷似したデザインの製品が販売されていました。

 

このように、模倣品と思われる製品を発見した際には、いくつもの悩みを抱えることとなります。当所では以下のようなお悩みに沿った適切なサービスをご提供しております。 

  •  模倣品の販売、模倣品の輸入を検知したい 
  •  模倣品を排除し正規品の販売を確保したい 
  •  模倣品をサイト上から削除・販売差止めしたい 
  •  模倣品の輸入を差止めしたい 
  •  対応の具体的な手順や進め方が分からない 

 

 

広がる模倣品リスクと必要な対策

近年、グローバル化が進み、人やモノ、情報が国境を越えて活発に移動するようになりました。それに伴い、ECサイト(オンラインショッピングサイト)上で模倣品(コピー製品)が販売されるケースも急増しています。

意匠(デザイン)は、企業の重要な知的財産です。しかし、模倣品の拡散は次のような深刻な問題を引き起こします。

  • 正規品の販売機会を失う 
  • 正規品の信用・認知度が低下する 
  • 消費者に誤解や不信感を与える 

 

 

模倣被害の現状

令和6年度(2024年)の調査によると、模倣被害を受けた知的財産のうち、意匠(デザイン)関連の被害は236件と報告されています。 

そのうち約半数がインターネット上での被害です。 

種類

総件数

インターネット上で模倣被害を受けた知的財産

インターネット上以外で模倣被害を受けた知的財産

商標

675

382

293

意匠

236

113

123

特許発明・実用新案

220

79

141

著作物

218

148

70

営業秘密・ノウハウ

20

8

12

その他

57

31

26

模倣被害を受けなかった

220

112

108

出典:令和6年度(2024年)知的財産活動調査 結果の概要(P29 図36より抜粋) 

 

さらに、財務省税関の発表によると、令和6年には知的財産侵害物品の水際差止件数が過去最多(33,019件)を記録しました。

 

・輸入差止め件数:33,019件(前年比 +4.3%)

・差止め対象物品数:1,297,113点(前年比 +22.8%)

出典:財務省税関 「令和6年の税関における知的財産侵害物品の差止状況」(令和7年3月7日付) 

 

これらのデータからもわかるとおり、意匠侵害(デザインの模倣)に関するリスクは年々拡大しています。

 

 

「オンライン知財パトロール」で意匠権を守る

こうした模倣被害の拡大を受け、HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK では、意匠権をはじめとする知的財産を保護するための専門サービス、「オンライン知財パトロール」を提供しています。

 

このサービスは、オンライン上での模倣品販売を早期に発見し、適切な通告・対応を行うことで、意匠権の侵害からお客様の権利を守ることを目的としています。 

 

サービス内容

  • 模倣品の通告・通報補助 
  • 侵害サイトへの削除要請や掲載対応 
  • 世界各国のEC市場での模倣品増殖状況調査 
  • 国内ECでの販売モニタリング 
  • 他者による冒認出願(先取り出願)対策 
  • 日本税関での知的財産侵害物品差止対応 

オンライン上での模倣品チェックから、税関での水際対策サポートまで、トータルでの知財保護を実現します。

意匠権侵害の可能性にお悩みの方、または模倣品対策を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

当所では、初回30分間の無料相談を実施しております。

弁理士が、状況を丁寧にヒアリングし、最適な解決策をご提案いたします。 

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