日本語の不思議さ
2002年4月5日
原謙三国際特許事務所
(文責:本山)
明細書を作成する仕事をしていると、プライベートでも「用語」の使い方が気になるものです。
例えば通勤時に、『ホームに各駅停車が入ります』というアナウンスを聞くと、「『各駅に停車する列車がホームに到着します』と表現すべきではないのか」と思ってしまいます。
また、駅で、『普通列車』という案内を見ると、「じゃあ、特急列車や急行列車は『普通』じゃないから『特別列車』なのか(なんと大げさな)」とついついツッコミを入れたくなりますし、「『急行列車』と対で用いるなら『鈍行列車』だろうか」と考えてしまいます。一種の職業病でしょうか?
でも、日常会話で「普通」という言葉は結構使いますが、よく考えると「普通」ってなんだかよく判らない表現です。
例えば、料理の味を尋ねられた場合、美味しいときや不味いときに「特別」と答える人はいなくても、それ以外のときに「普通」と答える人は多いでしょう。でも、「美味しいような、美味しくないような」状態、或いは「美味しいのかどうか判らない」状態は「普通」なのでしょうか。作る人が心を込めて調理しているのだから、本当は、「美味しい」状態が「普通」なのではないでしょうか。
このように、日本語には、判ったようでサッパリ判らない曖昧で不思議な表現が多いように思います。みなさんはどう感じますか。