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米国連邦最高裁判所がBilskiの裁量上訴を受理

特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
平成21年6月8日
(文責:新 井)

(Docket No.: 08-964, Petitioner: Bernard L., Bilski et al. Respondent: John J. Doll, Granted: Monday, June 1, 2009)

1.はじめに
2008年10月30日に、CAFCの大法廷(en banc)は、Bilski 事件において、コンピュータを用いないBusiness Method Claims(商品取引における需要の変動リスクを回避する方法に係る。)が米国特許法(35 U.S.C. § 101)下の法定特許主題に該当するか否かについての判断を下しました。
同大法廷は、Business MethodやSoftware に係る発明を排除することを示しませんでしたが、プロセスクレーム発明が35 U.S.C. § 101下の法定特許主題に該当するか否かについて、判断基準(“machine or transformation test”)を新たに提示しており、この判断基準をクリアできた場合には特許性を有すると認定されます。
なお、上記の大法廷判決を不服とし、Bilski氏等は(代理人:Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner)、米国連邦最高裁判所の判断を求めるべく、writ of certiorari(裁量上訴)を申立てていました。

2.裁量上訴受理理由
Bilskiは、2009年1月28日(米国連邦最高裁判所への裁量上訴期限)に再度の審理を求める裁量上訴を米国連邦最高裁判所に申立ていました。これに対して、米国連邦最高裁判所は、2009年6月1日、裁量上訴を受理しました。

米国連邦最高裁判所は、裁量上訴の受理理由を次のように示しています。

(i) ”machine-or-transformation test”を厳格に適用することは、米国最高裁判例および米国連邦議会の意図に沿わない。
(ii) CAFC及びUSPTOが製造方法に係るプロセス特許にまで制限を加えることを防ぐ必要がある。
(iii) 35 U.S.C. § 101の解釈は、米国特許制度と米国民経済の双方に極めて重要である。
(iv) 本事件は、後述する法的争点を判断するに適した機会である。

3.米国最高裁判所における争点
Bilskiは、米国連邦最高裁判所に対して次の2つの争点を提示しています。

(a) CAFCは、「”machine-or-transformation test”の要件を満たすプロセスが法定特許主題となる」旨の判決を下しているが、これは、「自然法則、物理現象及び抽象的アイデア以外のあらゆる新規且つ有用なプロセスが米国特許法(35 U.S.C. § 101)に規定の法定特許主題になると広く認めている最高裁判例に反するものである。CAFCの上記判決は誤っているか否か。*
(b) ”machine-or-transformation test”は、ビジネス方法を特許で保護することを認めるという米国連邦議会の意図(米国特許法第273条)に反するか否か。*

4.今後の展開
本件において、口頭審理(oral arguments)は、来年の秋(next fall)ごろに開催される予定です。


以 上

LINK: http://money.cnn.com/news/newsfeeds/articles/djf500/200906011031DOWJONESDJONLINE000346 _FORTUNE5.htm
http://www.patentlyo.com/patent/2009/06/bilski.html


*1 Whether the Federal Circuit erred by holding that a “process” must be tied to a particular machine or apparatus, or transform a particular article into a different state or thing (“machine-or-transformation” test), to be eligible for patenting under 35 U.S.C. § 101, despite this Court’s precedent declining to limit the broad statutory grant of patent eligibility for “any” new and useful process beyond excluding patents for “laws of nature, physical phenomena, and abstract ideas.”

*2 Whether the Federal Circuit’s “machine-or-transformation” test for patent eligibility, which effectively forecloses meaningful patent protection to many business methods, contradicts the clear Congressional intent that patents protect “method[s] of doing or conducting business.” 35 U.S.C. § 273.



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