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中国における、コンピュータプログラムに係る発明の保護について(製品画面デザインの意匠による保護)

2014年1月20日
特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
文責:中国弁理士 郭 蕊

1.はじめに

IT産業の発達に伴い、コンピュータプログラムおよびそれに係る製品が市場において成功する場合には、使用者が当該製品を使用する時に当該製品との情報交換の媒体としての製品画面デザインが、重要な役割を果たしています。したがって、製品画面デザインに対する保護に、ますます関心が集まっています。本稿では、意匠権の製品画面デザインに対する保護について、特許法(※1)の観点のみから、簡単に紹介します。


※1:中国の特許法には、特許、実用新案、意匠に関する規定がすべて含まれています。




2.製品画面デザインの意匠による保護

中国「特許法」第2条によれば、「意匠とは、製品の形状、図案またはその結合および色彩と形状、図案の結合に対して行われ、優れた外観を備え、かつ工業への応用に適した新たな設計を指す」と規定されています。では、製品画面デザインは、意匠保護の対象に該当するのでしょうか。

現時点では、中国の特許制度の中には、正式な規定がありません。特許審査基準によれば、「製品に電源を入れた後で表示する図案、例えば、デジタル時計のディスプレイで表示される図案、携帯電話のディスプレイで表示された図案、ソフトウェアの画面などについては、意匠権を付与できない」と規定されています。上記の規定から見ると、製品画面デザインは、意匠権が付与される対象ではないように見えます。

しかしながら、実際に、多くの製品画面デザインの出願が中国特許庁に提出されています。また、意匠出願に対して、実体審査が行われないため、上記出願されたデザインを、通常、意匠として登録することができます。よって、事実上、現在、多くの製品画面デザインが、意匠として登録されています(この点については、中国特許庁が公開した製品画面デザインに係る意匠公報からわかります)。

以上のことから、現在、中国では、製品画面デザインを意匠に登録することは、不可能ではありません。しかしながら、特許審査基準における「製品に電源を入れた後で表示する図案については意匠権が付与される対象ではない」という規定が、製品画面デザインが中国特許制度の保護を実際に受けることについて、不利な影響をおよぼしています。

さらに、特に注意されたいのは、中国では、部分意匠に対して、意匠権が付与されません。特許審査基準によれば、「分割できない、又は単独では販売できない、そして単独では使用できない製品の局部の設計、例えば、靴下のかかと、ブリム、コップの取っ手などについては、意匠権を付与できない」と規定されています。すなわち、製品画面デザインの意匠出願については、部分意匠として出願するのではなく、製品画面デザインを含む全体の製品(画面部分のみではない)として出願しなければなりません。

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