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上記トレードマークの背景地図は、1991年当時の特許登録件数を陸地の大きさと形状に擬態化して、地図状に表現したものです。

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新しいタイプの商標の導入について

2011年1月24日
特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
大貫 絵里加

我が国商標法において、「商標」とは『文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合』であって、「業として商品を生産し、証明し若しくは譲渡する者がその商品について使用するもの、又は業として役務を提供し若しくは証明する者がその役務について使用するもの」をいう(商標法第2条第1項)。すなわち、視覚的に認識可能なものでなければ商標法の保護対象とはなり得ない。


ところが、商標の機能(自他商品・役務識別機能、出所表示機能等)を発揮し得るものは、必ずしも視覚的に認識可能なものとは限らない。例えば、テレビコマーシャルにおいて、商品名もしくは企業名の表示と同時に音楽を流す、または商品名もしくは企業名にメロディーをつけて流すといったことは珍しくない。そして、そのメロディーを耳にするだけで商品名もしくは企業名が頭に浮かぶことも多いのではないだろうか。このような場合、そのメロディー、つまり「音」が商標の機能を発揮しているといえるだろう。


上記のように、商標の機能を発揮し得る「音」について、米国、欧州共同体商標意匠庁(EUIPO)、英国、ドイツ、フランスにおいては商標登録が認められている。米国で登録された音の商標が、USPTOのキッズサイト(http://www.uspto.gov/web/offices/ac/ahrpa/opa/kids/kidsound.html)で確認できるが、まさにテレビコマーシャル等で聞いたことがある「音」が多数登録されている。

このように、新しいタイプの商標として導入されているものは「音」だけではない。


新しいタイプの商標例

  • 1.動き
  • 2.ホログラム
  • 3.色彩のみ
  • 4.位置
  • 5.音
  • 6.香り・におい
  • 7.触感
  • 8.味
  • 9.トレードドレス

諸外国における登録例については、JPOのウェブサイトで確認することができる。

http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/toushin/shingikai/sangyou_kouzou.htm


諸外国においては、これらの新しいタイプの商標を導入する動きが広がっている。


現在、我が国特許庁においても、新しいタイプの商標の導入について議論が進められている。導入が検討されているものは、1.動き、2.ホログラム、3.色彩のみ、4.位置、5.音の商標である。これらの新しいタイプの商標のうち、特に「音」については、視覚的に認識できないことから、出願方法をどうするのかという問題がある。また、「音」について商標調査ができるのかということも疑問である。いずれにせよ、今後も特許庁の動向に注目していきたい。

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