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AI関連技術に関する新たな特許審査事例のご紹介

特許庁は、令和6年3月13日付で、AI関連技術に関する新たな特許審査事例を、「特許・実用新案審査ハンドブック」に追加しました。また、特許庁HP「AI関連技術に関する事例の説明資料について」では、・新たに追加された10事例をスライド形式で説明する資料・AI関連技術に関する全事例の全文・

意匠判決紹介:「スタッズ付きバッグ事件」~新規性喪失の例外の適用に関する意匠判決~

-令和5年(行ケ)第10071号 審決取消請求事件(2023年12月25日)-(原告)株式会社レインボーシェイク/(被告)特許庁判決要旨概要引用意匠について、意匠法第4条第2項の新規性喪失の例外の適用を認めるかどうかが争われた事例。原告は、引用意匠が、「意匠の新規性の喪失の例外規

判決紹介・国内意匠:「ちゅら瓦事件」~需要者の認定と新規性喪失の例外適用に関する判決~

-令和5年(行ケ)第10008号 審決取消請求事件(2023年6月12日)-【原告】大成建設㈱,㈱隈研吾建築都市設計事務所 【被告:本件意匠の権利者】小林瓦工業㈱,碧南窯業㈱,㈱神仲判決要旨概要無効審判(無効2021-880006)にて登録が維持された本件意匠(意匠登録第1663

標準文字制度について

標準文字制度とは文字のみにより構成される商標のうち、特許庁長官があらかじめ定めた文字書体(標準文字)によるものをその商標の表示態様として公表し、登録する制度のこと。次の要件に該当しない場合、出願人の意思表示に基づき、商標登録を受けようとする商標を願書に記載するだけで出願が可能です(商標法第 5

普通名称化について

はじめに商品・役務の普通名称化とは、当初商品・役務名として命名されたものが、広く使用された結果、自他商品の識別標識とは認識されなくなり、一般的な名称として使用されるようになったことをいう。この普通名称化が査定前に生ずると、商標登録を受けることができず(商標法3条1項1号)、権利化後に生ずると

アディダス vs. トム・ブラウン -商標権侵害と商標の希釈化-

アディダス vs. トム・ブラウン-商標権侵害と商標の希釈化-訴訟2021年7月、スポーツウェアブランドのアディダスが、高級アパレルブランドのトム・ブラウンの4本ストライプとグログラン(同幅の赤白青3本線と両側に極細の白線、トム・ブラウンは5本ストライプと主張)がアディダスの登録商標の3

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~※2023年10月24日時点における情報(特に、7月11日付の第31 回商標審査基準ワーキンググループにおける意見)をもとにしています。実際に開始される運用は異なるものになる可能性がある点、ご留意ください。現行制度の概要商

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介-令和3年(ワ)第10991号 損害賠償請求事件(2023年9月29日)-(原告:商標権者)株式会社Fathom /(被告)株式会社ストライプインターナショナル判決要旨概要被告が販売したTシャツに付されている被告標章(イラスト)について、

商標法第4条第1項第8号の改正 ~他人の氏名を含む商標の登録要件緩和~

商標法第4条第1項第8号の改正~他人の氏名を含む商標の登録要件緩和~2024年に商標法第4条第1項第8号の改正が予定されております。本改正により、他人の氏名を含む商標の登録要件が緩和される予定ですので、下記の通り改正の経緯と改正の内容をお伝えいたします。※2023年12月15日時点におけ

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